範宙遊泳
『バナナの花は食べられる』
札幌公演

「僕は人を救いたいんだ・・・
それって恥ずかしいことかな?」
第66回岸田國士戯曲賞受賞作
『バナナの花は食べられる』
待望の札幌公演!

作・演出 山本卓卓
出演:埜本幸良 福原冠 井神沙恵 入手杏奈 植田崇幸 細谷貴宏

作品紹介

〈あらすじ〉
2018年夏。33歳、独身、彼女なし、アルコール中毒、元詐欺師前科一犯の“穴蔵の腐ったバナナ”は、
マッチングアプリ・TSUN-TSUN(ツンツン)に友達を募る書き込みをする。
出会い系サクラのバイトをしていた“男”は、釣られているとわかりながら課金してきたバナナに興味を持ち、彼と会ってみることにする。
「人を救いたいんだ・・・」と言うバナナと男はいつしか、僕/俺「ら」になり、探偵の真似事をしながら諸悪の根源を探しはじめる。
━━━第66回岸田國士戯曲賞を受賞。フィクションで現実を乗り越え生きていこうとする人々の人情劇。

優しさは弱さだと言われたとしても、偏見や差別から日陰に追いやられ自分がこの社会の主役ではないと感じさせられたとしても、どこかの誰か、たとえば物語の登場人物が、愚直に優しさを貫きせめて自分の人生の主役であろうとする姿を、僕はみたい。そこにあるのはこの世界の冷たさや薄情に対する抗議であり、挫折への拒否であり、めげることのない愛の受容と放出であろうから。そんな、ファンタジーのトンネルを通らなければみることのできないリアルを、僕はみたい。

山本卓卓

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日 時

2023年9月22日(金) 18:30開演
     9月23日(土) 13:00開演
※開場は開演の30分前
※上演時間約3時間(途中10分休憩有)

会 場

クリエイティブスタジオ(札幌市民交流プラザ3階)
札幌市中央区北1条西1丁目
※札幌市営地下鉄大通駅30番出口から西2丁目地下歩道より直結
https://www.sapporo-community-plaza.jp/theater.html

料金(全席指定・税込)

前売券 一般/3,500円 U-25/2,000円
当日券 一般/4,000円 U-25/2,500円

※未就学児童の入場はご遠慮ください。
※U25=1998年以降にお生まれの方(未就学児除く)であれば学生に限らずご購入いただけます(オンラインでの購入可能)。ご購入、ご来場時に生年を証明できるものをお持ちください。生年を証明できない場合は一般料金との差額をお支払いいただく場合がございます。U25券は数量限定。道新プレイガイド及び市民交流プラザチケットセンターにて販売。定員になり次第販売終了。
※車椅子席をご希望の方は北海道文化財団(TEL 011-272-0501)までご連絡ください。
※チケットの払い戻し、観劇日時の変更はできません。

チケット発売・取扱い

①プラザメンバーズ先行発売
2023年7月1日(土)10:00~

WEB会員限定
札幌市民交流プラザメンバーズサイト
DM会員限定 ※会員カードをご用意ください。
■ 市民交流プラザチケットセンター窓口(市民交流プラザ2階/10:00~19:00休館日を除く)
■ 道新プレイガイド窓口 TEL0570-00-3871(道新本社1階/10:00~17:00 日曜定休)

②一般発売
2023年7月8日(土)10:00~

札幌市民交流プラザメンバーズサイト
■ 市民交流プラザチケットセンター窓口(市民交流プラザ2階/10:00~19:00休館日を除く)
道新プレイガイド(道新本社1階/10:00~17:00 日曜定休)
          TEL 0570-00-3871
■ セイコーマート店内マルチコピー機(セコマコード:D23092201)※セコマ販売期間7/8~9/15
チケットぴあ (Pコード:519-238)
ローソンチケット (Lコード:11883)
エヌチケ

お問い合わせ

▼チケットに関するお問合せ

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▼公演に関するお問い合わせ
公益財団法人北海道文化財団 TEL 011-272-0501(9:00-17:30 土日祝除く)

スタッフ

音  楽
大野希士郎
美  術
中村友美
照  明
富山貴之
音  響
池田野歩
衣  裳
臼井梨恵
舞台監督
湯山千景 原口佳子(豊岡・札幌)
演出助手
中村未希
宣伝イラスト
たかくらかずき
デザイン
工藤北斗
制作助手
川口聡 藤井ちより
制  作
大蔵麻月
プロデューサー
坂本もも
協  力
プリッシマ モメラス ユーステール 合同会社Conel 
モモンガ・コンプレックス libido. 白昼夢 
合同会社ロロ 急な坂スタジオ 森下スタジオ
助  成
公益財団法人セゾン文化財団(山本卓卓フェロー)
企画制作
合同会社範宙遊泳
主  催
公益財団法人北海道文化財団 
札幌文化芸術劇場 hitaru(札幌市芸術文化財団)
後  援
北海道
制作協力
ダブルス
協  力
tatt Inc.

プロフィール

範宙遊泳

2007年より、東京を拠点に活動する演劇集団。
現実と物語の境界をみつめ、その行き来によりそれらの所在位置を問い直す。
生と死、感覚と言葉、集団社会、家族など、物語のクリエイションはその都度興味を持った対象からスタートし、より遠くを目指し普遍的な「問い」へアクセスしてゆく。
舞台上に投写した文字・写真・色・光・影などの要素と俳優を組み合わせた独自の演出と、観客の倫理観を揺さぶる強度ある脚本で、アジア諸国・北米での公演や共同制作も多数。
『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。
『バナナの花は食べられる』で第66回岸田國士戯曲賞を受賞。
公式サイト:https://www.hanchuyuei2017.com
公式Twitter:@HANCHU_JAPAN

山本卓卓 Suguru Yamamoto
(作・演出)

作家・演出家。範宙遊泳代表。1987年山梨県生まれ。
幼少期から吸収した映画・文学・音楽・美術などを芸術的素養に、加速度的に倫理観が変貌する現代情報社会をビビッドに反映した劇世界を構築する。オンラインをも創作の場とする「むこう側の演劇」や、子どもと一緒に楽しめる「シリーズ おとなもこどもも」、青少年や福祉施設に向けたワークショップ事業など、幅広いレパートリーを持つ。アジア諸国や北米で公演や国際共同制作、戯曲提供なども行い、活動の場を海外にも広げている。ACC2018グランティアーティストとして、19年9月~20年2月にニューヨーク留学。
『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。
『バナナの花は食べられる』で第66回岸田國士戯曲賞を受賞。
公益財団法人セゾン文化財団フェロー。
撮影:雨宮透貴

埜本幸良 Sachiro Nomoto
(出演)

俳優。1986年生まれ。岐阜県出身。
2010年より範宙遊泳に所属。身体的な演技に定評があり、観客に強い印象を残している。舞台の撮影・舞台映像の製作・リトミック・中高生への演劇WSなど幅広く活動。主な外部出演作に、柳生二千翔『アンダーカレント』(作・演出:柳生二千翔)、CHAiroiPLIN+三鷹市芸術文化センター 太宰治作品をモチーフにした演劇公演 第14回『ERROR~踊る小説4~』(原作:太宰治 振付・構成・演出:スズキ拓朗)、笛井事務所 『愛の眼鏡は色ガラス』(作:安部公房 演出:山崎洋平(江古田のガールズ)、突劇金魚『漏れて100年』(作・演出:サリingROCK)などがある。

福原冠 Kan Fukuhara
(出演)

神奈川県出身。
明治大学を卒業後、活動を開始。2014年より劇団「範宙遊泳」に加入、以降国内外での公演に参加。2015年より演劇ユニット「さんぴん」を始動、『君の人生の断片は、誰かの人生の本編だ』をキーワードに「人を通して土地を描く」創作もしている。主な舞台出演に、KAAT『人類史』、KAAT・KUNIO共同製作KUNIO15『グリークス』、東京グローブ座/シーエイティプロデュース『HAMLET -ハムレット-』、篠田千明『ZOO』、木ノ下歌舞伎『黒塚』、FUKAIPRODUCE羽衣『よるべナイター』、ヌトミック『ネバーマインド』。
TVCM スタッフサービス「意識高い系編」、NHK Eテレムジカ・ ピッコリーナ「奇跡の二人」「空気のように」テレビ東京ゴッドタン「マジ芝居選手権」「ストイック暗記王」など。
所属事務所はプリッシマ。
撮影:朝岡英輔

井神沙恵 Sae Igami
(出演)

1986年12月24日生まれ。愛媛県出身。
早稲田大学第二文学部卒業。大学卒業後、古書店にて勤務。2012年より俳優として活動開始。2014年、松村翔子作演出短編作品『色は匂へど、』に出演し、2015年モメラス第一回公演『色は匂へど、』に出演。以降、モメラスメンバーとして公演に参加、現在に至る。
モメラスの他、MU、月蝕歌劇団、ナカゴー、鵺的×elePHANTMoon、フロアトポロジーなど東京の小劇場を中心に活動中。映像作品では池田千尋監督『ミスターホーム』『東京の日』などに出演。
あきききかく公演『真っ白なグランドを避け下駄箱で 詠むHB31文字』(米内山陽子作演出)に短歌協力。
撮影:伊藤星児

入手杏奈 Anna Irite
(出演)

ダンサー・振付家。幼少よりクラシックバレエを学ぶ。桜美林大学文学部総合文化学科卒業。在学中よりコンテンポラリーダンスを木佐貫邦子に師事。ソロ活動を主軸にダンサーとして近藤良平、岩渕貞太等の作品に出演。
多数の音楽PV(world's end girlfriend、9mm Parabellum Bullet、YUKI、スキマスイッチ等)への振付・出演、音楽家とのコラボレーション等を行う。近年の演劇公演では『イヌビト~犬人~』(20年、長塚圭史作・演出)、『アーリントン〔ラブ・ストーリー〕』(21年、白井晃演出)に出演。
「第1回ソロダンサフェスティバル2014」最優秀賞受賞。「SICF19 PLAY」住吉智恵賞受賞。
桜美林大学非常勤講師。
撮影:金子愛帆

植田崇幸 Takayuki Ueda
(出演)

俳優、ダンサー。
1990年兵庫県姫路市出身。桜美林大学総合文化学群演劇専修卒業。
在学中は演劇に明け暮れ、卒業と同時にコンテンポラリーダンス作品にも出演し、現在は俳優としてもダンサーとしても活動している。
また、自身で監督、撮影、編集を行いミュージックビデオを制作している。
俳優として夏木マリ、小野寺修二、今井朋彦、谷賢一、山本卓卓、市原佐都子の演出作品に、ダンサーとして近藤良平、広崎うらん、小㞍健太、北尾亘、鈴木竜、エラ・ホチルドの振付作品に出演。
CoRich優秀俳優賞受賞(2010)受賞。

細谷貴宏 Takahiro Hosotani
(出演)

1987年生まれ。大阪府出身。
DULL-COLORED POP、アマヤドリ、ままごと、ワワフラミンゴ、贅沢貧乏、東京ELECTROCK STAIRS、ミクニヤナイハラプロジェクトなどの作品に出演。またソロプロジェクト「ばけもの」にて自身の作品を不定期的に制作している。範宙遊泳には『#禁じられたた遊び』(2018)に続いての参加となる。

「バナナの花は食べられる」特設ページ

https://www.hanchuyuei2017.com/banana23
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