平成３０年度の受賞者４名（「長原賞」１名、「奨励賞」３名）を次のとおり決定し、平成３１年３月１５日（金）に贈呈式を行いました。
□　趣旨
　工芸美術及びものづくり等の分野において、道内に在住、又は道内を拠点として活動を行い、その向上発展に関し功績が顕著な方を顕彰し、次代を担う人材の育成と創造活動の振興発展を図ることを目的として実施
□　顕彰の区分
（１）　ものづくり一本木選奨「長原賞」
　　　　功績が特に顕著な方
（２）　ものづくり一本木選奨「奨励賞」
　　　　功績が顕著であり、かつ、今後の活動が特に期待される方
□　贈呈式
　　日時　平成３１年３月１５日（金）　16：00～
　　会場　公益財団法人北海道文化財団　アートスペース

 平 成 ３０ 年 度　受 賞 者

ものづくり一本木選奨「長原賞」
○　服部 勇二：木工家具職人
在住地、勤務先 東川町、家具工房「木魂」主宰
略歴他 北海道立旭川高等職業訓練校（現：北海道立旭川高等技術専門学院）木工科修了。
㈱カンディハウスの設立当初のメンバーとして製造現場を担い、同社の職人技術継承事業「旭川工房　一本技」を発展、推進した。
独立後、多くの手作り家具を生み出し、「君の椅子プロジェクト」のつくり手にも従事している。
国際家具デザインフェア（ＩＦＤＡ）では審査作品の試作協力メーカーにおけるオブザーバー、旭川市工芸センターの「椅子製作の技能研修会」では講師を務めるなど、次代を担う職人の育成や新たな技術、技能の開発に力を注いでいる。

ものづくり一本木選奨「奨励賞」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（五十音順）
○　佐藤 佳樹：建具工
在住地、勤務先 帯広市、(有)髙橋加工部
略歴他 北海道立帯広高等技術専門学院造形デザイン科修了。
平成２９年第55回技能五輪全国大会家具部門に出場し、敢闘賞受章。
平成３０年第5６回技能五輪全国大会建具部門に出場し、金賞受章。

○　馬場 雅己：硝子工芸作家
在住地、勤務先 小樽市、創造硝子工房studio J-45合同会社代表
略歴他 　２００５年以降、全道展で奨励賞、佳作、北海道新聞社賞、会友賞を受賞し、現在、全道展工芸会員。
　２０１７年市立小樽美術館の企画展出品作家の一人に選出。
　台湾との文化交流など作品を通じた国際交流、工房での親善活動にあたりながら、「硝子の街」小樽生まれの数少ない硝子工芸作家として活躍。

○　吉澤 俊輔：木工職人・作家
在住地、勤務先 島牧村、吉澤俊輔家具工房主宰
略歴他 　平成１6年第１７回北の生活産業展デザインコンペティション入選。
　平成１６年暮らしの中の木の椅子展入選。
　島牧村唯一の家具工房を構え、島牧の自然、風土に根ざしたライフスタイルを行いながら創作活動、街づくり活動を実践している。